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音切れがなくなった(?) (スイッチングハブ その3) [オーディオ]

なかなか止まらない《音切れ》問題。

現行のワンランク上のハブ(GS105E-200JPS)を購入して入れ換えてみました。

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確かに動作に安定感があります。

何が違うかというと、まあ、いろいろ機能が付け加わっているというわけですが、簡単に言えばパワーアップされているということ。特に『すべてのポートが同時にギガビット送受信してもパフォーマンスが劣化しないノンブロッキング設計』というのが気になりました。確かに、中味は基板が大きくなってけっこうぎっしり。

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…ということは、これまでのハブ(GS305-300JPS)は各ポート個別には必ずしもギガビットが保証されなかった…?なあんだ…という感じです。


音楽ファイルの伝送にそんなに容量が必要だとは思えないのですが、MFPCでは複数台のPCをこのスイッチングハブにつないで相互に交信していますので、確かに同時にいろいろな交信が錯綜すれば、個々のポートではどれかが飽和するということもあり得るのかもしれません。そう言えば、トリプルからクワッドになったときにいろいろと不安定になったということの記憶がよみがえりました。

その後、何やかにややっているうちにどうにか安定したのですが、しばらくDSD256の再生ができませんでした。それが設定をいろいろいじってようやく再生できるようになりました。再生できるだけで喜んでいたので多少の《音切れ》はさほど気にしていなかったのです。

ところが、シールド強化のつもりで筐体内面に銅箔を貼てみたら、これが裏目になったことで、俄然、この《音切れ》がとたんにクローズアップされる羽目になったというわけです。スイッチングハブではむしろシールドは害になるというということで、対策のやり直しでほぼ元通りにはなったものの《音切れ》はどうしても気になって尾を引いていたというわけです。



それが、完璧というわけではないですが、ぐっと安定しました。

電源は、5Vと低消費でしたが、パワーアップで12Vと消費アップになったのは残念です。ただし同じように日本トラストのバッテリーで駆動しているので気になりません。問題は電源ではないのです。

どうやらスイッチングハブ自身は、むしろ、電磁波ノイズの発生源ということのようです。通信が集中するとパフォーマンスが落ちるということだけではなく、ノイズが増加する。するとケーブルなどにノイズが飛びついて、ますます通信ロスが増える。ロスが増えるとさらに相互通信が増加してハブの負担が増す…というような悪循環が起こり、パケットロス発生が増加する。ついには訂正やバッファーも追いつかなくなって《音切れ》が起こる、ということではないでしょうか。《時間》というものに厳格に縛られる音楽再生こその問題かもしれません。

ハイフォーマットのストリーミングに親しんでおられる方や、ゲーマーなどは、もしかして、こういうことにはもっと精通されているのではないでしょうか。

デュアル、トリプル、クワッドと進化してきたMFPCですが、台数が増えてPC直結ではなくスイッチングハブで組まなければならなくなって、どうも、ここがひとつの弱点となってしまっているのかもしれません。

しかし、このお話しにはさらに続きがあります。これだけスイッチングハブの放射ノイズがあるということは…?ということで、さらに進展がありました。

(続く)

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