エントツそうじ [オーディオ]
年末年始以来、掃除にはまってます。
もちろんオーディオのお掃除のお話しです。ムツかしい理屈はいりません。とにかくこまめに丁寧にふだんつい忘れがちな細かいこともちゃんとやっておこうということ。
大ホールなどに備え付けのパイプオルガンは、かなりの頻度で定期的に調律し試演することが必要だそうです。これが通称「エントツそうじ」。大ホールなどで月に1度は、無料やワンコインのオルガンソロのランチコンサートがあるのはそのおかげです。何千本というパイプを持つパイプオルガンというのは、とてつもない維持費がかかるものです。
このエントツそうじ…みたいなことはオーディオでも同じ。
外出自粛で同居人への遠慮のために、ここのところなかなか大音量で鳴らすことがなくて、どうもオーディオの出音がなまっていると感じます。そもそも大音量派ではないので、この頃、よけい深夜に小さい音でちんまりと聴くことが多いのです。
そこで久しぶりに、家人のわずかな外出のスキに積極的に大音量でならし運転をしてみました。
これがオーディオの「エントツそうじ」です。
やってみると、やっぱり、がぜん音が良くなりました。
以下は、そのエントツそうじ用の音源です。
A DAY AT JAZZ SPOT 'BASIE'
Various Artists
Stereo Sound REFERENCE RECORD /SACD
Disc 1. Tr.8: Buddy Rich -- Westside Story Melody
まずはいきなり爆音かますにはもってこい。ライブ感たっぷりの雰囲気で吹き上がるビッグバンドと壮絶なドラムスの掛け合いに、リスニングルーム全体が活性化されること請け合い。
BROMBO! JB PROJECT
Akira Jimbo & Brian Bromberg
King Record /CD
Tr. 4: Ode to Joy
この辺りは、ストレッチ用ソフトと重なるけれど、ベースとドラムスのやりたい放題で、とにかくシステムの可動域と柔軟性に大いにカツを入れてくれる。タイトルは、要するにベートーヴェンの第九。
sophiemilman
Sophie Milman
Linus /CD
Tr.1: Agua de Beber
のっけからの強烈なパーカッシブなサウンドで細かいチリを吹き飛ばします。とにかくこういうパルシブな音は動きが鈍くなったシステムにカツを入れるのに最適。ボーカルは見かけによらず太く強いし、楽器の音域も広く低音の瞬発力も十分。
September Songs: Music of Kurt Weill
Various Artists
SONY Music Entertainment CD
T.1: Mac the Knife (Nick Cave)
最初のバスドラムでテンションも上がり低音にカツが入る。中低音中心のサウンドでウーファを目覚めさせるにはもってこい。少々狂気を帯びたボーカルがとかく女性ボーカルに偏りがちのシステムから本来の底力を取り戻させる。
ハジマリノウタ
いきものがかり
Epic Record /CD
Tr.8: 秋桜
ポップ系に典型的なのり弁の詰め込み。これを大音量で鳴らせば存分な運動量。音がよいこのアルバムの中でも超絶的なキレと分解能を誇るのがこのトラック。短いイントロからバン!と起ち上がってから終わりまでハイテンション。爆音でもハーモニカが埋まらず吉岡のボーカルが抜けきる。このトラックだけは「YELL」よりも音量を上げても音楽が崩れない。
THE GIRL IN THE OTHER ROOM
Diana Krall
Verve SACD
Tr.3: Temptation
シンプルな構成ですが、音域が広くパーカッシブなサウンドなのでノリがよいし気分が爽快。聴き手がそうなら、きっとシステムの目覚めにもよいはず。クラールのボーカルは、付帯音などちょっとしたことで、口が大きくなったり、不自然な上方定位になりがち。口舌のノイズがなまめかしく鳴るかどうかも目覚め具合の判定になる。
BULGARIAN POLYPHONY
National Folk Ensemble / Philip Koutev
Victor Entertainment /DSD5.6
Tr.1: GROZDANKA
ハーフインチレコーダー録音をDSD11.2MHzにリマスタリングしたもの。
女声合唱の強烈なハーモニーがシステムのハートも揺すぶります。女声合唱は高域が少しでも鈍ければ混変調を起こしてしまい耳に痛烈。むしろ掃除の仕上がりの確認用かも。
これですっきり爽やか。マーラーもがぜんよくなります。…でも、ほんとうにその効果を実感するのは、実は、深夜にごく音量を絞って室内楽を聴くときだったりします。
さあ、スピーカーの振動板につもったホコリやチリを吹き飛ばしましょう。でも、あまり音量をあげすぎると天井からホコリが落ちてくる…なんてことも。
もちろんオーディオのお掃除のお話しです。ムツかしい理屈はいりません。とにかくこまめに丁寧にふだんつい忘れがちな細かいこともちゃんとやっておこうということ。
大ホールなどに備え付けのパイプオルガンは、かなりの頻度で定期的に調律し試演することが必要だそうです。これが通称「エントツそうじ」。大ホールなどで月に1度は、無料やワンコインのオルガンソロのランチコンサートがあるのはそのおかげです。何千本というパイプを持つパイプオルガンというのは、とてつもない維持費がかかるものです。
このエントツそうじ…みたいなことはオーディオでも同じ。
外出自粛で同居人への遠慮のために、ここのところなかなか大音量で鳴らすことがなくて、どうもオーディオの出音がなまっていると感じます。そもそも大音量派ではないので、この頃、よけい深夜に小さい音でちんまりと聴くことが多いのです。
そこで久しぶりに、家人のわずかな外出のスキに積極的に大音量でならし運転をしてみました。
これがオーディオの「エントツそうじ」です。
やってみると、やっぱり、がぜん音が良くなりました。
以下は、そのエントツそうじ用の音源です。
A DAY AT JAZZ SPOT 'BASIE'
Various Artists
Stereo Sound REFERENCE RECORD /SACD
Disc 1. Tr.8: Buddy Rich -- Westside Story Melody
まずはいきなり爆音かますにはもってこい。ライブ感たっぷりの雰囲気で吹き上がるビッグバンドと壮絶なドラムスの掛け合いに、リスニングルーム全体が活性化されること請け合い。
BROMBO! JB PROJECT
Akira Jimbo & Brian Bromberg
King Record /CD
Tr. 4: Ode to Joy
この辺りは、ストレッチ用ソフトと重なるけれど、ベースとドラムスのやりたい放題で、とにかくシステムの可動域と柔軟性に大いにカツを入れてくれる。タイトルは、要するにベートーヴェンの第九。
sophiemilman
Sophie Milman
Linus /CD
Tr.1: Agua de Beber
のっけからの強烈なパーカッシブなサウンドで細かいチリを吹き飛ばします。とにかくこういうパルシブな音は動きが鈍くなったシステムにカツを入れるのに最適。ボーカルは見かけによらず太く強いし、楽器の音域も広く低音の瞬発力も十分。
September Songs: Music of Kurt Weill
Various Artists
SONY Music Entertainment CD
T.1: Mac the Knife (Nick Cave)
最初のバスドラムでテンションも上がり低音にカツが入る。中低音中心のサウンドでウーファを目覚めさせるにはもってこい。少々狂気を帯びたボーカルがとかく女性ボーカルに偏りがちのシステムから本来の底力を取り戻させる。
ハジマリノウタ
いきものがかり
Epic Record /CD
Tr.8: 秋桜
ポップ系に典型的なのり弁の詰め込み。これを大音量で鳴らせば存分な運動量。音がよいこのアルバムの中でも超絶的なキレと分解能を誇るのがこのトラック。短いイントロからバン!と起ち上がってから終わりまでハイテンション。爆音でもハーモニカが埋まらず吉岡のボーカルが抜けきる。このトラックだけは「YELL」よりも音量を上げても音楽が崩れない。
THE GIRL IN THE OTHER ROOM
Diana Krall
Verve SACD
Tr.3: Temptation
シンプルな構成ですが、音域が広くパーカッシブなサウンドなのでノリがよいし気分が爽快。聴き手がそうなら、きっとシステムの目覚めにもよいはず。クラールのボーカルは、付帯音などちょっとしたことで、口が大きくなったり、不自然な上方定位になりがち。口舌のノイズがなまめかしく鳴るかどうかも目覚め具合の判定になる。
BULGARIAN POLYPHONY
National Folk Ensemble / Philip Koutev
Victor Entertainment /DSD5.6
Tr.1: GROZDANKA
ハーフインチレコーダー録音をDSD11.2MHzにリマスタリングしたもの。
女声合唱の強烈なハーモニーがシステムのハートも揺すぶります。女声合唱は高域が少しでも鈍ければ混変調を起こしてしまい耳に痛烈。むしろ掃除の仕上がりの確認用かも。
これですっきり爽やか。マーラーもがぜんよくなります。…でも、ほんとうにその効果を実感するのは、実は、深夜にごく音量を絞って室内楽を聴くときだったりします。
さあ、スピーカーの振動板につもったホコリやチリを吹き飛ばしましょう。でも、あまり音量をあげすぎると天井からホコリが落ちてくる…なんてことも。
タグ:パイプオルガン
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