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湿度と静電気 [オーディオ]

お掃除シリーズが続きます。

冬場の大敵は、室温のコントロールもさることながら、何と言っても静電気。

静電気はとにかく何にでもよくないというのが持論です。帯電するものはケーブルの被覆を始めオーディオ機器にはいろいろあります。CDディスクだってそうだし、アンプ内部の電気回路だってフィルムコンデンサやそれ以外であっても塗膜などだって帯電の可能性は大いにあるわけです。

というわけで、機器の筐体やコネクタ、ケーブルの除電は、冬場のお掃除日課になっています。

使っているのは、相変わらずOA用の除電ブラシです。

このチープなOAグッズが実は最も除電能力が高いということは以前に日記でご紹介しました。安い、早い、おいしいの三拍子そろった除電ブラシということはいまだに変わりません。

スピーカーも冬場はキャビネットのから拭きに加えて、ユニットの除電をルーチンに加えています。

こういう時に便利なのが、ORB SN-3です。こちらは見かけによらず除電能力そのものは平凡なのですが、非接触なので目的次第ではとても重宝です。特にデリケートなスピーカーユニットには最適。ホコリやチリが気になるときだけはSK-Ⅲの柔らかく繊細な毛先で優しく払うようにしています。


静電気と湿度は大きく相関します。冬場に静電気が問題となるのは室内が乾燥するからです。適度な湿度を保つのが、遠回りのようであってもっとも静電気対策に効果があります。

バルミューダのRAINは、湿度を適度に保つように自動に運転してくれるので愛用しています。最弱の運転時には、ほとんど騒音がないのはサーキュレーターなどこのメーカーの特長です。音楽鑑賞時には手動で最弱運転にしています。

最適な湿度というのは、だいたい40~60%ぐらいの範囲です。加湿器は、45%にセットしています。これ以下になると運転がオンになるというわけです。

オーディオ機器周りには、竹炭を置いています。ここに強アルカリ電解水をスプレーすることも効果があります。噴霧により湿気を与えるというだけでなく、電解水というのはマイナス側に電荷していますので、静電気を中和させる室内雰囲気にしてくれるからです。

実は、もっとも帯電しやすいのは、人間の身体そのものです。

冬場は寒いのでいろいろ着込んでいます。最近の防寒機能を持たせたインナーなど化学繊維を多用していますから帯電しやすい。ヒートテックなどは汗など水分を吸い取って発熱させていますので余計に乾燥します。

帯電して機器に触れれば良いわけがありません。場合によっては明らかにノイズの原因になります。しかも、静電気は健康にも良くないといわれています。何となく音が良くない…という時には、機器周りばかりでなく自分自身の帯電も疑ったほうがよいようです。
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