CDプレーヤーは、ただいま“OUT TO LUNCH” [オーディオ]
…それで久しぶりにアナログ三昧の日々。
それにしてもこれが1954年の録音とは思えない。それをよみがえらせたリマスタリングとハーフスピードカッティング、高音質ビニル盤。思えば日本のオーディオ業界も勢いがあった。
ちなみにこのレコードは、日本で製作されたリマスタリング再販ものですが、リマスタリングもすべてアナログ、カッティングアンプは200Wの真空管アンプ(おそらくTelefunkenEL156)、カッターヘッドはノイマンSX-68ですが、カッティングの際の溝切りの幅のコントロールにコンピューターを使用したということを標榜しています。
一方で、この再販盤が発売された頃は、すでにデジタル録音が盛んになってました。デジタル録音のLPというのはけっこう穴場。
アナログファンからすれば「何だデジタル録音か…」となるし、デジタル派からすれば「CDで聴きゃいいじゃないか…」となる。どちらかもよく思われていないのでこのゾーンはけっこう穴場です。
中古レコード店に行けばけっこうこういうものが見つかると思います。「穴場」なので価格もフェアです。
たいがいは、ジャケット右上(時には左上)に“digital”の表示がありますので、すぐに見つかります。DENNONの“PCM RECORDING”はすべてデジタル録音、しかも70年代半ばから市販していました。このデジタル録音機をひっさげて、欧米のメジャーレーベルの網をかいくぐって、日本人演奏家や東側のチェコ、東ドイツ、ソ連のレーベルと組んで商業主義に汚れていない音楽家を優秀録音で取り上げていました。
いずれも見つけたら目をつぶってでも買う価値ありだと思っています。CDでの再販ものよりよい音がします。その理由はいまひとつはっきりしませんけど。
ちなみに、写真のなかでムーティのレスピーギは、アメリカの中古レコード店で買ったもの。すでにCD時代に入っていた頃でした。
タグ:GRANDIOSO K1 アナログ
2022-08-21 10:08
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