過ぎたるは…(?) (ベテラン氏の感想で気づく その1) [オーディオ]
久しぶりにUNICORNさんにご来訪いただきました。
今回は、特にASKA「韻」やセラミック炭(「飛騨炭」)によるルームアコースティックの調整の成果をお聴きいただくことがテーマです。実は、このあとすぐに、お二人の来訪があり、その直前に、我が家のシステムを何度も聴いていただいているベテランのUNICORNさんからのご感想とご意見をいただいておこうという下心がありました。(お二方の来訪の様子については既報)
https://bellwood-3524.blog.ss-blog.jp/archive/20241013
そのご感想は?というと…
先ずは部屋に踏み入れたとたん…
『静かになりましたね』
その後、アナログLPを聴いていただき、アルコール付き反省会で忌憚のないご意見を伺ったところ…
『定位感も音像の立体感も間違いなく改善されているものの、従来から最大の特徴であった誇張の無い自然な響きの拡がりがやや後退した』
『吸音性調音材にはプラス/マイナスはつきもの。各種音源での確認の必要性があるかも。』
というもの。
これは、やっちまったかな――とはいえ、このご意見ご感想を前向きに捉えることにしました。
このセラミック炭による吸音材は広帯域にわたって吸音するというスグレもので、従来の狭帯域の吸音グッズとはまるで違います。部屋の響きのクセを除きフラットでニュートラルなものにする特性があるので、多用しても弊害が少ないのです。
とはいえ、やはり、過ぎたるは…です。
早速、吸音グッズの削減に取り組みました。とにかく、漫然と置いていたものを除去してみました。
自作を重ねているうちに不用となり、要所から外したものも部屋のあちこちにそのまま漫然と置いていました。それらを真っ先に根こそぎ除去。その後も、いろいろな音源を聴きながらリストラを進めます。取り除いても、その瞬間、違いがわからないものは除去。導入時は、置いてみて違いがわからなければ《無害》とみてそのまま置いて様子を見る。今度は、その逆です。同じならどんどんと除去していく。
それだけで相当な量になりました。
実は、自分でもかなり違和感があったのが、シャルランのヴィヴァルディ/四季でした。それを聴き直してみると、いやはやびっくり。本来の感動の空間の響きや広がりを取り戻しました。どうもこういうのはアナログ盤のほうが聴き取りやすいようです。ワンポイントであればなおのことなのかもしれません。音像のシャープさはやや後退しますので、原音再生の忠実性というとよくわかりませんが、聴感上の判断による良し悪しは明らかです。デジタル再生では、どうしても音像のシャープさに嗜好が偏りがちなので、そのせいもあって過剰感になかなか気付かなかったのかもしれません。
というわけで…
肝心のお二方をお迎えしてのオフ会の方ですが…
『純度の高い音で、空間表現も素晴らしい。音の純度の高さとエネルギー感が両立している』
というご感想をいただき、まずまずの結果にほっとしました。
お二人とも部屋のあちこちに立ったり、座ったり、しゃがんだり。『ここの音が良い。でもやっぱりちゃんと聴くなら標準の中央リスポジがベスト』などのコメント。部屋の響きや定位感を平準化するというのがひとつの目標として、ここのところ調音を進めてきた自分としては、ちょっぴり複雑な境地でした。
もうひとつ、UNICORNさんと論議になったことがあります。これも、どこか部屋の響きと通底する重要な問題だと思いました。
(続く)
今回は、特にASKA「韻」やセラミック炭(「飛騨炭」)によるルームアコースティックの調整の成果をお聴きいただくことがテーマです。実は、このあとすぐに、お二人の来訪があり、その直前に、我が家のシステムを何度も聴いていただいているベテランのUNICORNさんからのご感想とご意見をいただいておこうという下心がありました。(お二方の来訪の様子については既報)
https://bellwood-3524.blog.ss-blog.jp/archive/20241013
そのご感想は?というと…
先ずは部屋に踏み入れたとたん…
『静かになりましたね』
その後、アナログLPを聴いていただき、アルコール付き反省会で忌憚のないご意見を伺ったところ…
『定位感も音像の立体感も間違いなく改善されているものの、従来から最大の特徴であった誇張の無い自然な響きの拡がりがやや後退した』
『吸音性調音材にはプラス/マイナスはつきもの。各種音源での確認の必要性があるかも。』
というもの。
これは、やっちまったかな――とはいえ、このご意見ご感想を前向きに捉えることにしました。
このセラミック炭による吸音材は広帯域にわたって吸音するというスグレもので、従来の狭帯域の吸音グッズとはまるで違います。部屋の響きのクセを除きフラットでニュートラルなものにする特性があるので、多用しても弊害が少ないのです。
とはいえ、やはり、過ぎたるは…です。
早速、吸音グッズの削減に取り組みました。とにかく、漫然と置いていたものを除去してみました。
自作を重ねているうちに不用となり、要所から外したものも部屋のあちこちにそのまま漫然と置いていました。それらを真っ先に根こそぎ除去。その後も、いろいろな音源を聴きながらリストラを進めます。取り除いても、その瞬間、違いがわからないものは除去。導入時は、置いてみて違いがわからなければ《無害》とみてそのまま置いて様子を見る。今度は、その逆です。同じならどんどんと除去していく。
それだけで相当な量になりました。
実は、自分でもかなり違和感があったのが、シャルランのヴィヴァルディ/四季でした。それを聴き直してみると、いやはやびっくり。本来の感動の空間の響きや広がりを取り戻しました。どうもこういうのはアナログ盤のほうが聴き取りやすいようです。ワンポイントであればなおのことなのかもしれません。音像のシャープさはやや後退しますので、原音再生の忠実性というとよくわかりませんが、聴感上の判断による良し悪しは明らかです。デジタル再生では、どうしても音像のシャープさに嗜好が偏りがちなので、そのせいもあって過剰感になかなか気付かなかったのかもしれません。
というわけで…
肝心のお二方をお迎えしてのオフ会の方ですが…
『純度の高い音で、空間表現も素晴らしい。音の純度の高さとエネルギー感が両立している』
というご感想をいただき、まずまずの結果にほっとしました。
お二人とも部屋のあちこちに立ったり、座ったり、しゃがんだり。『ここの音が良い。でもやっぱりちゃんと聴くなら標準の中央リスポジがベスト』などのコメント。部屋の響きや定位感を平準化するというのがひとつの目標として、ここのところ調音を進めてきた自分としては、ちょっぴり複雑な境地でした。
もうひとつ、UNICORNさんと論議になったことがあります。これも、どこか部屋の響きと通底する重要な問題だと思いました。
(続く)
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