2月13日の福島沖でのM7.3の地震。多くのかたからご心配のメッセージをいただきました。それに対して「びくともしなかった」と豪語していたのですが…

実は動いていました。



昨夜になって、ふと目をやったらレコードプレーヤーがずれていたのです。

これにはびっくり。あわててスピーカーも、もう一度、よくよく目視点検。

すると微妙にずれていることがわかりました。ウェルフロートボードそのものは動いておらず、地震直後に水準計でチェックしても異常がなかったので気がつかなかったのですが、ボード上のサイドプレススタンドが右スピーカーだけが微妙に動いて歪んでいたことがわかりました。



サイドプレスのセッティングは、一点メカニカルアースにしています。

一点のスパイクは微動だにしなかったのですが、後方のコルクでフロートしている2点が滑って位置が動いていたのです。スタンドの足もわずかに歪んでいることがわかりました。もう一度スケールを当てて復旧しました。5ミリ近く動いていました。

実は、地震の翌々日に本格的に音出ししてみたら、音が本調子ではないので首をかしげていたのです。ウォームアップ不足かとも思い、大音量で鳴らし込んだりもしました。

でも…

わずかに高域が塩っ辛い。立体感もやや甘い。

この感覚はプリアンプのDCオフセットがずれてきた現象だと決めつけて、もう一度調整しました。数日前に調整したばかりなのでほとんどずれがありません。それでも厳密に調整し直してみました。それでもいまひとつの状態で、いろいろ点検検証していた最中のことでした。

スピーカーのセッティングを調整し直してみて、見事に元の音に戻りました。

それにしても、スピーカーもプレーヤーも水平には何の狂いも生じなかったことに我ながら驚いています。