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一歩後退、二歩前進 [オーディオ]

最近、MFPCの構成を変えたのですが、機器の接続を触ったことがきっかけにネットワーク接続が不安定になりました。原因を絞っていくとLANケーブルのコネクション部の接触不良でした。

その接触不良の原因が、嵌合強化のための銅箔でした。

それがわかったので、使用中のRJ45やUSBコネクタに貼っていた銅箔をすべて剥がしました。ちょっと大変でした。もともとRJ45やUSBは頻繁に抜き差しすることを前提としています。だから嵌合を堅くし過ぎるとコネクタ部を痛めてしまいます。抜き差しが軽く出来ることを想定して接点の規格設計もされているのです。堅くすることはかえって逆効果なのです。

これで音が変わることはありません。変わると思うのはまあプラセボのレベルです。ただし、極細のfo.Qをコネクタ金属部に貼ることはそのままにしています。振動対策は無いよりした方が良いと思っています。

この嵌合強化策は、もともと「音切れ」対策でした。それが、かえってネットワーク接続を不安定にしていたとは皮肉でした。実は、その後、「音切れ」の原因は、ハードではなくソフト的なものであることがわかっています。

当時、音切れの原因としてスイッチングハブも疑われたので、電源入力のコネクタを半田付けしたり、金属ケースの天蓋を取ってしまったり、果てはギガビットのものにグレードアップしました。

ところが、今回の見直しで、真逆の10/100Mbpsへのグレードダウンです。

音楽再生はトラフィックが少ないので何の問題もありません。交信も半二重です。むしろ、消費電力の小さい5V電源の方がノイズが小さいので有利です。筐体もプラスチック。音楽鑑賞には省エネが良いのです。

ただし、ケーブルは、やはりCat6Aが良いようです。半二重なので2対のケーブルのみで残りの2対は休眠状態ですが、ノイズやクロストーク対策としての十字介在は音質に効果があるからです。10/100Baseなので規格的にはUTPでシールドもアースもありませんが、試してみると外装シールドのあるF/UTP(+単線)が音質的に好印象だということは変わりません。これもノイズなのでしょう。

やはりネットワークオーディオは、伝送能力の高性能化よりノイズ対策のほうがはるかに大事なのです。

失敗は一歩後退でしたが、我が家のMFPCは二歩も三歩も前進しました。

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