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ネイキッド・パワー [オーディオ]

プリアンプの天板を外して好結果を得たというお話しの続きです。

その日記で、のびーさんからアクリル天板を試してみてはどうかとのコメントがありました。やはり、フタはあった方が良い。そこでさっそく試してみました。

アクリル板というのは入手も容易で、直線裁断、ネジ穴程度の加工ならとても簡単で、思ったよりも身近で手軽な素材です。飛沫感染防止のパーティションということで、ますます身近になっています。

さっそく手作りの天板を製作してみました。
ここではあえてポリカーボネート板を選んでみました。透明度、UVなどに対する耐候性、耐衝撃性ということではより優れているようです。

試聴してみると、天板無しと変わりません。

ということは、どうも天板の影響は、シールドが主要因のようです。

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これに気をよくして、パワーアンプも丸裸にしてみました。

こちらは、ラックではなくボード上にセッティングしているので躊躇していましたが、結果が良ければプラスチック(非電導)のフタを製作すればよいので、試してみる価値があると思い立ちました。

2wayスピーカーをマルチドライブしているので、ステレオアンプを2台重ねています。その天板・底板を外すので、2階建て構造が丸裸という状態になってしまいました。

試聴してみると…

初めてプリアンプの天板を外した時ほどの違いは感じないのですが、同じように全体的に音が開放的になり高域が伸びやかになったような気がします。少なくとも悪くなったという感覚はありません。音が柔らかくなるという点では、パワーアンプのほうがより改善の度合いが高いかもしれません。特にストリングスは、きつさが取れて擦弦楽器らしいリアリティを感じます。

IMG_0413_1.JPG

パワーアンプは、最終的には、意匠性という観点でスモークの3mm厚アクリル板を選択しました。

IMG_0414_1.JPG

なかなかいい感じに仕上がりました。

アクリルの方が、厚さなどサイズが豊富で、意匠性も優れています。裁断などの加工もアクリルの方が多少扱いやすい気がしました。ネジも透明プラスチックのものにしてみました。聴き込んでみてチタンや真鍮など他の素材も試してみるつもりですが、見た目はこちらがすっきりしています。

いまのところの音の印象は…

ポリカもアクリルも、どちらも天板無しと変わりません。振動面でもデメリットを感じさせません。パワーアンプはスピーカーと同じボード上ですぐ横にセットされていますが、ピーク90dB超えの音量でも問題ありませんでした。透明アクリル板というのは、もともと、オーケストラの管楽器と弦楽器との間に設置することもあったのですから、共振もほとんど無いようで音響的に安定しているのだと感じます。

これは、予想以上の成果でした。

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