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パワーアンプにもマイカコン [オーディオ]

プリアンプ用のLCMキャパシタ回路にSEコンデンサを使ってみたら大成功でした。

これに気をよくして、パワーアンプのバッテリー電源にもマイカコンデンサを導入してみました。

SEコンデンサは、生産中止となり、手元のものはプリに使ってしまいましたが、SPEC社が高品質マイカコンデンサの生産を復活させていることを知りました。
https://www.spec-corp.co.jp/audio/MC-DA/index.html

SEコンデンサと同じ、インドのルビーマイカを使用しています。

SPEC社のHPには、「大容量・高耐圧のマイカコンデンサーは、70~80年代にその優れた音質で一時脚光を浴びたもの、四半世紀もの間オーディオ部品市場から姿を消していた大変貴重なもので、その復活はオーディオファン特に真空管アンプファンにとってはまさに待望の出来事」とあります。

さっそく若松通商の通販で入手し、パワーアンプにも換装しました。

その効果は、もう、バンザイと叫ぶしかありません。

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アンプは、2ウェイマルチなのでステレオ2台。合計4基のコンデンサが必要となります。アンプ1台ずつ換えていったので一気に激変というわけではありませんでした。しかも、かなりエージングに時間がかかるようで、本領発揮を実感するまでにアンプそれぞれ2段階、2週間以上かかりました。

ですから、じわじわと歓喜がこみ上げてきたのは1ヶ月近く経ってから。


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高域の色気にはもうメロメロ。それが時としてとてつもない力強さにもなる。ブラスの輝かしい吹き上がりには陶然。フルオーケストラ全強奏でもあらゆる楽器が埋もれることなく聞こえる。まとわりついていたものが完璧に取り払われたということが全帯域に及び、低音楽器が各段にクリアになりました。ごくごく絞った小さな音量でも、音像はくっきりと浮かび上がります。特に、目を瞠るのはピアノの音色と響き。まるで目の間に楽器があるようなリアルな実在感で、楽器や演奏者の個性が鮮やか。

録音の良し悪しが聞こえ過ぎてしまうというところはありますが、60~70年代のアナログ録音の音の濃密さみたいなものがむしろ引き立ってくることは望外の喜び。やはり、いろいろなことに、パワーアンプの電源特性が最後のネックとなっていたと納得です。

思い切って投資してみてよかったと大満足です。
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