秋葉原での会話 （端子の磁性・非磁性）

秋葉原に行きました。



桜の開花とともに、活気が少しずつ戻ってきたような気がします。２週間ほど前は、ガイジンも見かけましたが、今回は日本人のみ。今やインバウンド抜きには語れないアキバですが、聞こえてくる外国語はショップの店員同士が暇に飽かせて仲間うちでしている雑談だけです。



さて、目的は、サテライトアース用のアース端子。

ラジオデパート内の海神無線での会話です。


ベル：　サトーパーツのT-10ありませんか？
店主：　うちはサトーパーツは扱ってないんです。
　　　　エムエスケイTM-302Gならありますよ。
ベル：　あ、そっくりだね。同じもの？
店主：　ＯＥＭの下請けが同じなんでしょうね。台湾製ですよ。
　　　　日本のメーカーで国産なんて、いまはほとんどないです。
　　　　もっとハイグレードのものもありますよ。日本製です。
ベル：　なるほど造りもしっかりしてるね。
店主：　そのぶんお高いですけどね。
ベル：　え？そんなにするの？造りだけじゃないなぁ。
　　　　ちゃんと非磁性だったりして。ああ、磁石もって来りゃよかった。
店主：　磁石ならありますよ。試してみますか？
ベル：　え？磁石あるんですか？やってみましょう。お願いします。

二人：　おお！見事にくっつかないねぇ。

店主：　ニッケル下地を使わずに金メッキを厚くしっかりかけてます。だから高い。
ベル：　でも、アース端子でここまでお金をかけるかなぁ。
店主：　アースターミナルには基本的に電流は流れませんからね。
ベル：　やっぱり。でも信号用の端子はそうもいかない。
店主：　モガミのＲＣＡピン・ジャックはちゃんとしてますよ。
　　　　今どき、そうものはなかなか無い。
ベル：　でも、モガミは、ピンはそうだけど、ジャックの方はくっつくと聞きましたけど？
店主：　いや、くっつかないはずです。置いてあるからやってみます？



ベル：　やりましょう、やりましょう！

私・店主：お、ちょっと微妙だなぁ。

店主：　ワッシャーとかナットかもしれないですね。

　　　　ああ、やっぱり、ナットだけ微妙ですね。本体はまったくくっつかない。

ベル：　非磁性と磁性では、音が違ますよねぇ。
店主：　磁性は、どうしても音が曇って、くすんでしまいますよ。
　　　　以前はさほど値段が高くなかったけど、どんどん値上げして…。
ベル：　コストが高いからしょうがないけど。
　　　　音の違いがわからない人には関係ないでしょうけど。
店主：　よいパーツはどんどん無くなっていきますね。


それにしても、店頭に磁石を備えているとは、さすが海神無線！

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