SSブログ

マグネシウム・ラビオリ [オーディオ]

マグネシウム粒を加えたらとてもよかったというお話しの続きです。

アルミケースですとつぶつぶを入れるのが大変で、すっきりと納まりません。

何かもっとスマートな方法がないかと思いついたのが、あらかじめアルミホイルでマグネシウム粒を包んでおくという方法。ラビオリ方式です。

例によってデジタル系で試してみましたが…

結果はNGでした。

PCではまだしもでしたが、DAC(CDP)のS/PDIF端子のサテライトアースでは、どうも高域が目立ち全体に白い靄がかかったようで鮮度も落ちてしまいます。最初はそれなりに効果があるのかとも思いましたが、3日ほど聴いてみて元に戻しました。

この試みは悪いことだけではありませんでした。ラビオリを押し込んでみると、18-8ステンレスたわしであってもけっこうまだ圧縮の余地があることがわかりました。ラビオリを取り除くとけっこうすき間が残るのです。それでこれまで5個が限界と思っていたケースにもう1個増量することにしたのです。

結果としてマグネシウムの比率はさらに下がりましたが、全体の導体質量はアップしました。気になっていたケースを振ると粒が動いてマラカスみたいにチャラチャラ音がするのはほとんど納まりました。圧縮度が高まったおかげです。

ただいま絶賛エージング中です。

たわしアースは時間がかかります。切り換えてすぐにあれこれ結果を求めず、じっと耐えてひたすら試聴を続けることが肝要です。



以下は余談ですが…

マグネシウム粒が「導通しない」というお話しがありました。

でもマグネシウムは導通します。マグネシウムの電気抵抗はアルミと同じレベル。軽い金属なので質量を考慮すると銅よりも、むしろ、抵抗値は低いとさえ言えます。

IMG_7202trm_1.jpg

実際、"HAPPY MAG"で試すと、ちゃんと導通(Ω=0)します。

IMG_7262_1.JPG

袋の中にテスター棒を突っ込んでも同じです。もちろん、この袋詰めのつぶつぶは購入したままのものです。

誤解があるとしたら、表面の酸化皮膜のせいなのでしょう。

お洗濯用やお風呂用のマグネシウム粒使用法でも、しばらく使っていると見た目がくすんできます。ひどいと黒ずんできます。表面に酸化物が出来るからです。こうなると効果も出にくくなります。その場合、クエン酸の溶解水に浸けて回復させるという方法が提案されています。こうすればいつまでも使えるというわけです。

IMG_7210trm_1.jpg

古いインシュレーターを引き出しの奥から引っ張り出してきました。全体にくすんでいて黒ずんでいます。テスターで当たってみたら導通しません(Ω=∞)。

IMG_7228trm_1.jpg

そこで、お酢を薄めた酸液にしばらく浸してピカピカにしたら、見事に導通(Ω=0)しました。

マグネシウムのアースへの効果が、電気的なものか制振材的なものかははっきりしませんけど、量を増やしすぎると逆効果のようなものを感じたので制振作用が大きいのかもしれません。

インシュレーターは面白そうなので、つぶつぶがうまくいかなかったパワーアンプ系のアースで試してみようと思っています。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。